紋章

白き十字は戦うための秩序神アインハザードの剣。
四分割された世界はそれぞれ混沌とし自由神グランカインをあらわす
左上の赤は火神ファーグリオの加護を受けた紅蓮のルビー。
右下にあるのは水神エヴァの祝福を受けたサファイアの盾。



オークの血脈

君主の引きし血は善王デポロジュ=ルフィのものではない。
かつて、大陸の過半を支配したオーク族の血が流れている。
故に王権の正統性からは無縁にしてただ行いのみが王への証明。



君主と血盟員

君主と血盟員の関係は実に難しい。
権力を握り、平和を貪れば、かつての良き同志すら腐敗してゆく。
君主と血盟員には本来上下など存在しない。
無能であるか、有能であるかすらも関係ない。
ただ、秩序の神アインハザードの恩寵のみが君主を選択する。
無論、人々の中には神を信奉しないものもいる。
故に世俗的であり、利害得失のために君主との間に盟約を結ぶものもいる。
不確かであり、脆弱であり、混沌としたもの、それが血盟である。



起源

すべての始まりは幼き日に剣をもちたる娘の話。
力は弱く、たいした魔力も持たず、世界の広さすら知らぬ者。
幾度となく過ちを犯し、回り道を歩き、あるものを失いあるものを得る。
そして、永いときを経て作りたるものが血盟。
己が剣にして盾、道具にして主人。
過ぎ去った歴史の中、彼女がそう名乗っていたことを知る。


それはちいさいけれども大きくあらんとする願い
想いのよりどころは広大だが限りある世界
王の正統性からかけ離れるがゆえに
大帝国
そう名付けよう、せいいっぱいの背伸びをして
たとえ、いかなる嘲笑を受けようとも
いつの日か、夢と野望に満ちた時代があったことを憶えておくために




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真の起源を垣間見る