アイの日記2005(5)

蓼食うウサギ

 日本の藍は蓼(タデ)科である。蓼は昆虫や草食動物に食べられないように、インジカン(インジゴのもと)を葉に蓄える。 これは蓼の生き抜く戦略である。

 さらに面白いことに、インジカンに蓄えられたエネルギーは、花を咲かす時に消費される。 人間にとっては染色用の葉が花が咲くまでとなるが、蓼にとっては防虫用のインジカンがその役目を終えてもエネルギーとなり、2重の工夫である。

 先日、藍の周りにウサギ(ちゃこちゃんと呼ばれている)が出没したことを記した。あまりのうれしさに写真を撮り、「アイの日記2005」にも掲載した。

 ところがなんと(-_-;)

大切な藍の種をちゃこちゃんが食べてしまったのだ。

藍畑のちゃこちゃん 種を食べられた藍 種を食べられた藍
藍畑のちゃこちゃん
種を食べられた藍
種を食べられた藍

種の付いた藍

 本来なら右の写真のように、鈴なりの藍の種が実っているはずなのに、みごとに穂先が囓られている。藍畑全体の8割程度がやられている。 12月中旬発送予定の「藍の種プレゼント」が危うい。(群馬県のU原様、長野県のT中様、なんとか送らせて頂きますが、一部昨年の種が混ざるかもしれません。)

 ところで、戦略にたけた蓼藍がなぜ種をウサギに食べられてしまうのか?これも蓼藍の戦略かもしれない。
 藍の種を食べたウサギは、あちこちにかわいいウンチをする。 このことにより、蓼藍は分布を拡げるのであろう。ウサギのウンチは調べたくないので、来春の発芽を待とう。

(2005/12/4、TAKA)

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