ロード・オブ・ウォー

評価:★★★★
ニューヨークにレストランを開いた両親を手伝い、そこで働くユーリー(ニコラス・ケイジ)はある時、ギャング同士の銃撃戦を目撃する。この時彼は、いまの世の中では武器を必要としている人々がたくさんおり武器を提供する仕事が出来れば儲かると考え、弟のヴィタリーと2人で武器売買の事業を始める。

危険と隣り合わせの裏社会で天性の才能を発揮し、世界有数の武器商人へと成り上がっていくユーリー。しかし、そんな彼にインターポールのバレンタイン刑事(イーサン・ホーク)が迫ってくるのだった・・。

実在する武器商人を映画化した作品。目の前の銃撃戦を目撃して武器商人になろうと思った発想が素晴らしい!オイラもこんな突拍子もない事を思いつく才能があれば事業を立ち上げ、財を築き、今ごろはスキー三昧で遊んで暮らしていただろう・・・。

妄想はさておき、この作品なんだかお洒落だ。オープニングの弾丸が製造され運ばれ銃に装填され人を撃ち殺すシーンなど弾丸の視点で描いているところなどとってもおしゃれだ(人が殺害されてお洒落というのもなんだが・・)、たんたんと話は進んで行くが決してつまらないわけではない。武器が裏社会に流通する様が妙に納得させられる。

しかし、このユーリーが武器の知識や入手ルートの知識をどうやって得たのかは不明である。銃器オタクであれば武器の知識は豊富にあるだろうが、武器の入手方法等の知識はなかなか得られないのでは?

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