iconニューオーリンズ・トライアル

評価:★★★★
ある男がビルで銃を乱射し自害する。その銃弾で殺された会社役員の妻が銃器メーカーに対し訴訟を起こすのだ。その妻に雇われ弁護を引き受けたのが弁護士ローア(ダスティン・ホフマン)。一方、銃器メーカー側は凄腕の陪審員コンサルタント(ジーン・ハックマン)を雇いいれる。

アメリカの裁判は一般市民から陪審員を公募し各々の弁護士が法廷で多数の陪審員候補のなかから数人を選び、最終的に選ばれた陪審員の多数決で判決が決まってしまう。で、陪審員コンサルタントは陪審員の身辺を調査し裁判に有利な人材を探し影で裁判を操るのだ。

この映画は弁護士ではなく陪審員コンサルタントに視点を当てた映画なのだ。なので弁護士のホフマンには殆ど活躍の場は与えられていない。主演はアイデンティティーで活躍したジョン・キューザック。銃器側コンサルタントとの頭脳戦が見物です。法廷サスペンス好きにはたまらない1本だろう。

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