労働保険とは、労働者災害補償保険（一般に「労災保険」といいます。）と雇用保険と総称した言葉であり、 保険給付は両保険制度で別個に行われていますが、保険料の徴収等については、両保険は労働保険として、 原則的に、一体のものとして、取り扱われています。

労働保険は、農林水産の事業の一部を除き、 労働者を一人でも雇っていれば、その事業主は加入手続きを行い、労働保険料を納付しなければなりません。 また、事業主が故意または重大な過失により労災保険に係る保険関係成立届を提出していない期間中に労働災害が生じ、労災給付を行った場合は、事業主からさかのぼり労働保険料が徴収されるほかに労災給付に要した費用の一部又は全部が徴収されます。

労働者が業務上の事由又は通勤によって負傷したり、病気に見舞われたり、あるいは不幸にも死亡された場合に被災労働者や遺族を保護するため必要な保険給付を行うものです。

また労働者の社会復帰の促進など労働者の福祉の増進を図るための事業を行っています。 労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じ場合に、 労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、最就職を促進するために必要な給付を行うものです。

また、失業の予防、労働者の能力の開発及び向上その他、労働者の福祉の増進を図るための事業も行っています。

玉野民主商工会は、事業主の委託を受けて、事業主が行うべき労働保険の事務を処理することについて厚生労働大臣の認可を受けた労働保険事務組合です。

①概算保険料、確定保険料などの申告及び納付に関する事務

②保険関係成立届、任意加入の申請、雇用保険の事業所設置届の提出等に関する事務

③労災保険の特別加入の申請等に関する事務

④雇用保険の被保険者に関する届出等の事務

⑤その他労働保険についての申請、届出、報告に関する事務